ガル山のADHDな生き様

発達障害(ADHD・ASD)な30代女の生き様

【ADHD】療養中の当事者との向き合い方【ASD】

こんにちは!ガル山です。

今回は二次障害などで療養中の当事者との向き合い方について書きたいと思います。
当事者であるわたしの目線からの話、見守る側であるわたしの母の話もしていきます。


療養中の当事者を近くで見ていると、ついついあれこれ言ってしまいたくなる…。
その気持ち、とてもわかるんです。
きっとわたしも家族がそういう状態だったら、よかれと思って色々言ってしまうだろうなって。


ただ長い療養生活…言ってしまえばヒキニートな状態から脱したわたしから言わせてもらうと、あれこれ言ってしまうことは往々にして本人のためになりません。

早い回復を願うのであれば、

  1. とにかく見守る
  2. 助けを求められたらすぐ手を差し伸べる
  3. 気持ちよく毎日を過ごせるよう配慮する


これが一番の肝だと思います。


特に元気なように見える日なんかは、つい「出かけてみたら?」「仕事探ししてみたら?」なんてことを言ってしまいたくなると思います。

しかし 一筋縄でいかないのがメンタルの病気の怖いところで、その日調子がよくても明日どうなるかなんてことは本人にもわからないのです。
また人前では明るく振る舞うけど、ひとりの時はどんよりとしている人もいます。

体や心がしんどくて動けないだけで、当事者だってどうすべきか・どういう状態を目指すべきかはわかってるんです。

自分が見ている姿が全てと思わず、根気強く見守って欲しいなと思うし、それが回復への近道だと思います。


ただし、家族など周囲の人もただ見守れと言われても、「じゃあわたしたちのストレスはどうなるんだ」と思うことでしょう。
わたしの母の話ですが、まず見守ると決めるにあたって心掛けたのは「自分の時間をしっかりもつこと」だそうです。(ちなみに母は元毒親で、向き合い続けた結果脱毒した珍しいケースだと思います)

同じ家の中にいるとわたしの表情や行動で心が動いてしまうということで、外出して趣味に励んでいました。

ただ わたしが助けを必要とした時には必ず助けてくれたし、家にいないことで孤独感を覚えたことはありません。
向き合うというのは、同じ空間に密にいる・付きっきりでいる ということではなく、必要なときに必要な支援をする、いい心の距離を保つということなのだと思います。


最後に、療養に必要な時間は人によって違います。
本人も見守る側の人も、焦らずに日々気持ちよく過ごすことを心掛けて欲しいなと思います。